こんにちは、Mac建築デザイン研究所です。
今日は、私が約20年前に建てた「収益型住宅(=お金を稼ぐ家)」の実体験をご紹介します。
一戸建てを建てたい方や、賃貸併用住宅に興味のあるオーナー様に、きっとヒントになると思います。
成功例としてワールドビジネスサテライトにインタビューを受けた動画はこちら。
こちらを見てから続きを読んでいただくと分かりやすいです。
■ 3軒目の家づくりで挑戦したこと
かつて、私が建てた3軒目の家は、「外断熱」「防音」「収益型住宅」を組み合わせた“実験棟”でした。
結果はこうです。
- 外断熱 → 大成功
- 防音 → 惜しくも失敗(でも後の成功につながる)
- 収益型住宅 → 大成功!
外断熱の快適さは、ぜひ当研究所のホームページでも詳しくご覧ください。
防音については、この経験から試行錯誤を重ねた末に「Musik北参道」というマンションで完璧な防音・防振性能を実現しました。このマンションは空き待ちが出たほどの人気です。
■ “収益型住宅”の仕組みとは?
私の3つ目の家の最大の特徴は、1軒の家なのに、プチマンションとしても使える設計にしたことです。
玄関は広く、指紋認証オートロック付き。
娘が東京のデザイン学校に進学したタイミングで、娘の部屋(1Kタイプ)を賃貸に出しました。
入居者は社会人女性や大学生などで、安定した家賃収入が得られました。
おかげで、娘の学費や留学費用を家賃収入でまかなうことができました。
■ “もしもの時”にも助けてくれる設計
収益型住宅の間取りの工夫として、ドアを簡単に付け替えできる構造にしてあります。
1室だけ貸すことも、2室まとめて貸すことも可能。
さらに、2階から上の広い2LDK部分も独立して貸せるようにしていました。
この「柔軟な設計」が、後に私を救ってくれました。
妻が若年性認知症を発症し、介護のために事務所のあるビルに移ることになったのです。
その際、空いた2LDKを貸し出したところ、すぐにご家族から入居希望がありました。
この家が、“生活を支える収入源”になったのです。


■ 家が家計を支える時代へ
20年の月日を経て、住宅ローンは無事完済。
もしあの時、普通の一戸建てを建てていたら――
ローンや税金、学費、介護費用で家計は大変なことになっていたかもしれません。
“収益型住宅”という考え方が、私の家族を支えてくれました。
この経験を経て確信したのは、これからの時代、
「住むための家」から「生き方を支える家」へと発想を変えることの大切さです。

写真は実際の家で撮影したものです。
日経ヴェリタスさんにも紹介されました。

■ 最後に
この家は、テレビ東京「ワールド・ビジネス・サテライト」や日経ヴェリタスにも取り上げていただきました。
建築の力が人生を変えることを、20年経った今でも強く実感しています。
もし「家を建てる」ことを考えている方がいたら、
“収益型住宅”という選択肢を、ぜひ知っていただきたいと思います。
💬Mac建築デザイン研究所より
家は「住むための器」だけでなく、
「家族の未来を守る仕組み」にもなれる。
そんな家づくりを、私たちは一緒に考えています。
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